オルソケラトロジー/オサートのデメリットと危険性
就寝中に特別な視力回復コンタクトレンズを着けるだけで、日中は裸眼になれるほど視力が回復する「オサート」「オルソケラトロジー」(以下オルソ)。
さまざまなメリットがあり、テレビでも度々話題になっていますが、実はデメリットもいくつか指摘されています。
このページでは、そんなオルソのデメリットについて解説していきます。
視力回復コンタクト/オルソのデメリット
○費用が高額
最大のネックは、治療費が大変高額なことです。
金額には幅がありますが、おおむね24万円から38万円ほどの費用が掛かるとされています。
○使用をやめると効果がなくなってしまう
オルソの視力回復コンタクトレンズは、効果が1日~3日程度しか持続しません。そのため、人によっては毎晩の装用が必要になることもあります。
○視力が不安定になる場合がある
日中は裸眼で過ごせるほど回復するものの、夕方~夜にかけて、視力が矯正前に、徐々に戻ってきてしまいます。
その過程で見え方(視力)が変化するため、自動車の運転などに不安を感じる方もいるようです。
○寝る時の姿勢を整えないといけない
睡眠中に装着するため、寝る時の姿勢が仰向けで安定している必要があります。寝相が良くない方や、寝返りの多い方の場合、睡眠中の姿勢保持の器具が必要になるケースもあります。
○個人では使用できない
オルソケラトロジーは、日本では薬事法の制限により、個人での購入や使用は規制されています。眼科など、医師による治療行為の道具としては使用できますが、メガネや通常のコンタクトレンズのように、個人で使うことはできません。
○臨床データが少なく、専門家から「疑問」の声も…
オルソケラトロジーは、まだまだ登場したばかりの先端医療技術です。そのため、他の療法に比べて使用実績が少なく、「信頼するに充分な臨床データが出そろっていない」と考える専門家もいるようです。
費用の高さが一番の問題?今後の技術開発に期待を
さまざまなデメリットがありますが、私が一番気になったのは、費用の高さです。
テレビ報道された際のTwitterの反応を見ても、「値段が高すぎ」「結局はお金持ち向けの治療」といった声もあります。
まだ先端医療なので、コストが高くなるのは仕方ない…と理解していますが、今後の技術開発で更なるコストダウンができれば、と期待しています。
臨床データの少なさも、気になる指摘の一つです。
ただ、今後の普及が進んでいけば、データも増えるので、安全面もさらに高まるのでは?と思います。
まだまだ身近とは言えない治療技術ですが、今後の発展に大いに期待しています。
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